おどろおどろしくも躍動感あふれる芝居絵が間近に!絵金祭り今年も開催【香南市赤岡町】
どうも!
学生の頃に行った美術館への社会科見学で作品に見惚れて、バスで他の生徒を10分以上待たせてしまったザ・マイペース大山です(笑
夏だ、祭りだ、よさこいだ!!
先日の輪抜け祭りを皮切りに、土曜夜市などなど高知県内もお祭りシーズンを迎えています!
この季節は賑やかでいいですね~♪
街中には浴衣姿の女の子がチラホラ・・・いいですね~うなじ・・・
ふ、風情がありますね~(^ ^;)
さてさて、今年もやって来ました!
香南市赤岡町で開催される 土佐赤岡絵金祭り!!
その前に、知らない方のためにもこのお祭りの主役でもある絵金についてwikipediaから引用してご紹介します。
絵金こと弘瀬金蔵は江戸時代末期から明治にかけて高知で活躍した浮世絵師。文化9年、高知城下に髪結い職人の子として生まれる。
幼少の折から絵の才能で城下の評判となり、16歳で江戸に行き土佐江戸藩邸御用絵師・前村洞和に師事する。また幕府御用絵師・狩野洞益に師事したともいわれる。通常ならば10年はかかるとされる修行期間を足かけ3年で修了し、林 洞意(はやし とうい)の名を得て高知に帰郷、20歳にして土佐藩家老・桐間家の御用絵師となる。
しかし、狩野探幽の贋作を描いた嫌疑を掛けられたことで職を解かれ高知城下所払いの処分となり、狩野派からは破門を言い渡される。
その際、御用絵師として手がけた水墨画の多くが焼却された。洞意が実際に贋作を描いたかどうか真相は明らかではないが、習作として模写したものが古物商の手に渡り、町人の身分から若くして御用絵師に取り立てられた洞意に対する周囲の嫉妬により濡れ衣を着せられたのではないかと洞意を擁護する意見も存在する。高知城下を離れて町医者から弘瀬姓を買い取った後の足取りには不明な点が多いが、慶応年間より叔母を頼って赤岡町(現・香南市)に定住し「町絵師・金蔵」を名乗り、地元の農民や漁民に頼まれるがままに芝居絵や台提灯絵、絵馬、凧絵などを数多く描き「絵金」の愛称で親しまれた。
この時期の猥雑、土俗的で血みどろの芝居絵は特に人気が高く、現在も赤岡では毎年7月に各家が屏風絵を開陳する「土佐赤岡絵金祭り」が開かれている。
大政奉還の後は生まれ故郷の高知に戻るが、1873年に中風を患い右手の自由が利かなくなったため左手で絵を描き続けた。
1876年3月8日死去。享年65。本名は生前10回以上にわたり改名しているが一般には弘瀬金蔵の名で知られており、高知県下を中心に絵金(えきん)の愛称で親しまれている。
絵金の芝居絵、屏風絵が収められた書籍がありましたので、リンクも貼っておきます!
それでは2日間のプログラムをご紹介しまーす!^ ^
18日のみ未開催のイベント
18:00-18:50 フードファイト(横町通り会場/早食い大会・賞金あり) 19:00-19:30 ベリーダンス第一部(横町通り会場) 19:30-20:30 ビンゴ大会 20:30-21:00 ベリーダンス第ニ部(横町通り会場)19日のみ未開催のイベント
19:00-21:00 豆電球ライブそして当日のエリアマップがこちらー♪
では、お祭りの様子も画像でみていきましょー!
絵金の芝居絵の展示で特徴的なのがこの蝋燭。
日が落ち夜もふけると、蝋燭の灯りがほのかに芝居絵を照らします。
その仄暗い雰囲気がより一層絵金の絵の魅力を引き出し、
絵の持つ妖しさと切り詰めた空気管をより醸しだしてくれます。
■出典:Web高知 土佐路ぶらり 絵金祭り http://www.webkochi.net
絵は大胆にも商店街の片隅にずらーっと展示されています。
まさに圧巻!!
■出典:Web高知 土佐路ぶらり 絵金祭り http://www.webkochi.net
この絵金祭りのある日は、同じ赤岡町にあります弁天座にて、
地元の有志がによって絵金の芝居絵が再現された歌舞伎が上演されます!
しかも、入場は無料!!
■出典:Web高知 土佐路ぶらり 絵金祭り http://www.webkochi.net
当日は地元の方による出店もありますっ!!
■出典:Web高知 土佐路ぶらり 絵金祭り http://www.webkochi.net
きんぎょすくいー!!
好きだけど苦手(笑
■出典:Web高知 土佐路ぶらり 絵金祭り http://www.webkochi.net
今年の目玉!!赤レンガ商家で開催される三島由紀夫『葵上』
今年の絵金祭りは第40回ということもあり、それに併せて 赤レンガ商家にて高知で活躍する演劇陣による『三島由紀夫 戯曲集』の内の葵上が上演されます。「あなたの右側にいるとき、あたくしにはあなたの左側が妬ましいの。そこに誰かがきっと坐るような気がするの。」男の妻が入院する病院に見舞いに来た女。赤れんが商家で繰り広げられる嫉妬の果ての物語。女は現実の存在なのか、それとも・・・
【日 時】
2016年7月16日(土) 17日(日)
16:00~ 18:30~ 20:30~
開場は上演の15分前、上演時間は約45分を予定しております。
英語字幕付き・入場無料(おひねり大歓迎!)
入場は中学生以上とし、小学生以下は保護者同伴でお願いします。
【キャスト】
六条康子:浜田あゆみ
若林 光:麦生(劇団プラセポ)
葵 :前田澄子(TRY-ANGLE)
看護婦 :和田有加(屋根裏舞台)
【スタッフ】
演出:麦生 演出補佐:西本一弥
翻訳オペレーター:川崎由希
制作:ふたりっこプロデュース
絵金のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト
高知高専北山研究室
チラシ挿絵:岩下龍太
今回、この演目の制作を担当された、ふたりっこプロデュースさんについてもご紹介!
ふたりっこプロデュース2003年高知県で高校生だった岡村美里と浜田あゆみによって「劇団ふたりっこ」として活動を開始しました。
2011年より、「ふたりっこプロデュース」と改名し、プロデュースユニットとして浜田が企画制作と俳優としての活動を行っています。2015年からは拠点を高知に戻し、浜田の実家が古くから和紙に携わっていることから、舞台芸術を使っての和紙の魅力を再発見すること、また、地域における舞台芸術の可能性を広げていくことを目標に活動しています。
これまで、Washi Art Projectとしてセットや小道具に和紙を使用する一人芝居で東京・静岡・栃木・高知県内4箇所でツアーを行ったり、Washi+Performing Arts? Project Vol.1で生まれた作品は高知・香川・福岡で再演を繰り返すなど、高知に限らず全国で活動しています。
絵金の屏風絵あり、ライブあり、フードファイトにベリーダンス!!
さらにはお芝居ありの2日間!
この16日、17日は絵金祭りに足を運ぶべし!!