花と光で春の高知城を彩るイベント
「高知城花回廊」に行ってきました。

「和で綴（つづ）る花と灯（あか）り」をコンセプトに、
2007年から毎年４月頃に開催されています。

悪天候にもかかわらず、家族連れや
カップルで賑わっていました。
年に一度の和の雰囲気を楽しみました。

灯籠の柔らかな光が足元を照らし、
高知城の追手門から天守閣まで、
メイン通路を生け花やポット・プランターで飾りつけ、
花によるお出迎えをしています。

雅楽や日本舞踊など、城内の雰囲気にぴったりと合う
ステージショーも来場者を楽しませています。

追手門でイベントのスケジュール、パンフレットも受け取れるので、
時間に合わせて城内を回っても良いですね。

花の装飾は、高知県内の華道15流派による
生け花の大作が各所に展示されていました。

そして，通路沿いの生け花のライトアップや灯篭の設置，
桜などの木々への照明など，会場全体を灯りで彩っています。

三の丸石垣には「土佐の幻燈（げんとう）絵巻」と題した
昔話風の映像が投影され、多くの人が足を止めて見入っていました。
石垣をスクリーンに見立てて上映されています。

土佐和布の路では、
土佐和紙を使った灯籠で石段をほのかに照らし、
プロジェクターで天守閣に舞い散る桜を投映していました。

石垣から枚散る桜の花は本当に美しかったです。

また、春灯しの庭園では、
梅の花を和紙で再現して梅の香りも漂わせ、
幽玄の世界を演出していました。

光彩の坂道も土佐和布を灯籠で坂道を照らし、
和の雰囲気を醸し出していました。

写真はありませんが、今回は名物の皿鉢（さわち）料理を
モチーフにした「高知城花皿鉢」が初登場。
迫力のある作品でした。

舞台では琴や和太鼓の演奏、日本舞踊なども楽しめます。
日程によって行われるイベントが異なるので、
気になる方は予め調べておくことをお勧めします。

今回は、たまたま和太鼓の演奏を楽しめました。
久しぶりに聞いた和太鼓の音は、胸と心に響きました。

県内外から来場者が来られていて、
駐車場に止めるのにも一苦労したので、
開城前に車を停めておく事をオススメします。

桜の花びらがひらひらと舞い、
一段と春の装いを見せる「夜のお城」は見所満点です！